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荷造りのタイミングはいつが最適?効率よく作業するための3ヶ条!

荷造りの段取を組むのは難しいですよね。

とりあえずで始めてしまうと、詰め忘れたものが出てきたり、引越し当日までに荷造りが終わらなくて大慌てという状況になりかねません。

 

実際どのように荷造りの段取を組めばいいのか、早めに荷造りを始めた方がいいのは分かっているがタイミングが分からない、という方も多いでしょう。

 

そこで、今回は「荷造りを始める最適なタイミング」や「引越し当日までのスケジュール」を紹介します。

本記事を読むことで、自分がいつから荷造りを始めたらいいのか、引越し当日までどんな作業をしなければならないのか分かりますよ。

 

ちなみに荷造り作業には5つのコツがあります。今回は荷造りのタイミングについて紹介しますが他のコツが気になる人は下記の記事を参考にして下さい。

⇒荷造りのコツが分かれば作業スピードが劇的改善!効率化を求める人必見!

 

荷造りを始める最適なタイミングはいつ?

荷造りを始める最適なタイミングは一般的に「引越しの3週間前」とされています。

開始するタイミングが遅ければ遅いほど、余分な費用が発生したり、生活に支障がでてきます。

荷物の量にもよりますが、最低でも引越しの3週間前から荷造りをスタートしましょう。

 

また、引越し日が決まったら

・賃貸物件の解約連絡

・新居のレイアウト

・粗大ごみなど不用品の選別、処分方法の選定

・引越し業者選定

以上4つの作業を引越し1か月前までに済ましておきましょう、それぞれ解説していきます。

 

賃貸物件の解約連絡

賃貸物件の場合、引越しの1~2か月前までに連絡する旨を契約で定めている場合が多く、連絡を怠ると家賃を重複して支払わなければならなくなります。

 

また、契約更新のタイミングでの引越しであれば、連絡を怠ると家賃プラス更新料も支払う必要がでてきます。

 

余分な費用を払わなくてもいいように契約内容を確認して、期日までに解約連絡をするようにしましょう。

 

新居のレイアウト

事前に新居のレイアウトを決めることで、現在使っている家具や家電のうち、必要なものとそうでないものの区別がつきます。

不用品の量や種類は早めに把握しておき、処分方法の参考にしましょう。

 

また、新しく購入しなければならないものも同時に把握できるので、引越し当日あれがないこれがないと慌てることがなくなります。

 

粗大ごみなど不用品の選別、処分方法の選定

ベッドやソファーなどの粗大ごみで、新居では使わないと分かっているものは事前に処分しておくか、処分方法を決めておきましょう。

自治体で粗大ごみを処分する場合は、回収日が1か月に1回しかない場合もありますので、粗大ごみを処分したい場合は、1か月前には出せる状態にしておくのが大切です。

 

先におおまかな不用品の選別を済ましておけば、新居に持っていく荷物をリストアップでき、ダンボールおよそ何個必要かという目安がつけやすくなります。

 

引越し業者の選定

おおよその荷物の総量が把握できたら、引越し業者から見積りをとりましょう。

複数の業者から見積もりをとり、希望に合った業者を選定します。

 

ここで注意したいのは、少しでも早く見積もりをとることです。

 

引越しの予約枠は早いもの順なので、希望日に確実に引越しをしたい方や引越し料金を安く抑えたい方は早く見積もりをとることが大切です。

忙しくて荷物の量が把握できないという方は、業者に出張見積もりに来てもらう方法がおすすめです。

 

以上4つの作業を荷造り前に済ましておくことで、荷造りやその後の作業がスムーズに進みます。

 

引越し当日までの荷造りスケジュール

引越し当日までの荷造りスケジュールをご紹介します。

荷造りは余裕を持って行うことが作業効率を落とさないためのポイントになります。

 

持っていく荷物の量にもよりますが、引越し日の3週間前を目安に計画を立てていきましょう。

 

では、3週間前、2週間前、1週間前はどんな作業をするのか?済ましておくべき手続きなども合わせて解説していきます。

3週間前

①ダンボールや荷造りに必要なアイテムの用意

引越し業者が決まると、業者からダンボールやガムテープなど梱包資材が届きますので、合わせて荷造りに必要なアイテムをそろえておきましょう。

古新聞や使わなくなったタオル、衣類などは、緩衝材の代用品として使えるので、捨てずにとっておくと便利です。

 

荷造りに必要なアイテムは、養生テープ、軍手、はさみ、カッター、油性ペン、ビニール紐、ビニール袋、圧縮袋などがあります。

 

荷造りのたびに買いに行くのも手間がかかるので事前に用意しておきましょう。

押入れやクローゼットの中はほこりが溜まっていることが多いので、合わせて掃除用具も用意しておくことをおすすめします。

 

②荷造りの開始

梱包資材などの準備ができたら、さっそく荷造りを開始しましょう。

使用頻度の低いシーズンオフの衣類や季節品、思い出の品などから荷造りを始めます。

 

まずは押入れやクローゼットの奥の物から荷造りを始め、処分するものと分けながら、ダンボールに詰めていきましょう。

使用頻度の低い部屋から荷造りを始めるのがおすすめです。

 

2週間前

①たまにしか使用しないものを荷造りする

月に数回しか使わない趣味のアイテムや本などを詰めていきましょう。

 

②転出届

引越しで市区町村が変わる場合「転出届」の提出が必要です。

提出しない場合、罰金が科されるおそれがあるので、本人確認書類を持ち役所に行きましょう。

 

転出届には期限があり、引越し日の14日前から当日までに提出しなければなりません。

 

③ライフラインの移転の連絡

水道、ガス、電気といったライフラインも、早めに停止移転の連絡をします。

手続きに期限はありませんが、連絡を忘れると新居と合わせて料金を二重で払うことになるため注意が必要です。

 

水道と電気に関しては引越し当日の立ち合いは不要ですが、ガスに関しては引越し当日閉栓開栓の立ち合いが必要になります。

 

④転居転送サービス

忘れがちなのが、郵便物の転居転送サービスです。

申し込み方法は、郵便局の窓口か、インターネットからの申し込み、転居届の投函の3つあります。

 

転送サービスは届け出日より1年間の期限付きなので、申請のタイミングを考慮して申し込みを行いましょう。

 

1週間前

①子どものおもちゃなど、頻繁に使用するものを詰めていく

最低限必要なものを残し、あとはダンボールに詰めておきます。

 

引越し当日までは何があるか分からないので、すぐ取り出せるようダンボールのフタは閉じないようにしましょう。

 

子どもがいるご家庭では、子どもが引越し後まで遊ぶおもちゃだけ残し、ほかのおもちゃはダンボールに詰めていきます。

残すおもちゃは子どものリュックサックなどに入る量だけにするのがおすすめです。

 

②新居の掃除

新居が新築の場合やハウスクリーニング済の物件でも、必ず掃除を行いましょう。

人が住んでいなくても、ほこりや湿気は溜まるものです、新生活を気持ちよくスタートするためには引越し前の新居の掃除は必須です。

 

③冷蔵庫の中身の整理

冷蔵庫の中身は、引越し当日まで空っぽにできるように計画的に減らしていきましょう。

常温保存ができる調味料類は梱包方法を確認し、使わないものからダンボールに詰めていきます。

 

④近所へのご挨拶

引越し当日はどうしても騒がしくなってしまいます。

トラブルを未然に防ぐためにも必ず近所へご挨拶しておきましょう。

 

引越し前日

①当日使うもの以外、全ての荷物を梱包する

当日使うもの以外、包丁やまな板などのキッチングッズやシャンプーなどの洗面用具を箱詰めしていきます。

直前まで使用する可能性があるトイレットペーパーやタオルなどは、当日にすぐ詰めれるようにダンボールを用意しておきましょう。

 

また、引越し前日から3日間分の着替えやタオルなどはスーツケースにまとめておくと便利です。

 

②冷蔵庫の中身を空っぽにする

冷蔵庫の中身を空っぽにしてコンセントを抜きましょう。

運搬時にほかの荷物を濡らしてしまわないよう、霜取りと水抜きの処置を行いましょう。

 

また、冷蔵庫の中をきれいに掃除しておくことで、新生活を気持ちよくスタートできます。

 

③洗濯機の水抜き

洗濯機は使っていないときでも水が溜まっている箇所があります。運搬時にほかの荷物を濡らしてしまわないよう水抜きしておきましょう。

 

④暖房器具の灯油処理

石油ストーブや石油ファンヒーターなどは、内部の灯油を空っぽにしておきましょう。

内部に灯油が残っていると、引火の危険があるので業者は運搬できません。

 

引越し当日に上手に使いきれるよう日程と残量の調整が必要です。

どうしても灯油が残ってしまう場合は、有料になりますが灯油販売店で処分をお願いしましょう。

 

⑤貴重品の管理

引越し当日現金などの貴重品は、ほかの荷物と一緒にならないようにまとめておきましょう。

 

⑥新居ですぐ使うもの箱の用意

引越し後すぐ使うものは、はさみなど荷ほどきに使う道具、掃除用具、トイレットペーパー、洗面用具、着替え、タオル、充電器、カーテンなどです。

 

引越し後の作業がスムーズに進むよう、前日に準備しておきましょう。

 

また、すぐ使うものをまとめたダンボールには「新居ですぐ使うもの」と記載するなどして、一目でわかるようにしておくことが大切です。

 

⑦荷造りしたダンボールの個数チェック

積み残しや紛失した際すぐ気づけるように、荷造りしたダンボールの個数をチェックしておきましょう。

ダンボールにナンバーを記入したり、スマートフォンにメモしておくと分かりやすく管理できます。

 

⑧引越し業者との最終確認

引越しの2日前から前日までに業者から最終確認の電話があるのが一般的です。

引越しの日時に間違いはないか、新旧居の住所、サービス内容や料金の支払い方法、見積時からの変更点など確認しておきましょう。

 

引越し前日に行う作業やトラブルについて下記の記事で詳しく書いてるので参考にして下さい。

⇒【引越しの荷造り】前日に必ず行う作業は?よくあるトラブルと解決方法

 

引越し当日

①前日まで使っていたもの物を荷造り

トイレットペーパー、洗面用具、リモコン、布団、カーテン、物干しざお、生活ごみ、洗濯ものなど、最後の荷物を荷造りしましょう。

 

②荷物の搬出

業者が到着次第、荷物の搬出を行います。

搬出前に注意点や段取を確認し、運搬に気をつけてもらいたい荷物は事前にお願いしておきましょう。

 

すべての荷物の搬出が終わったら、積み忘れがないか業者と一緒にチェックします。

 

業者が出発する前に新居での集合時間を決めておき、必ず業者より早く到着しておきましょう。

 

③ガスの閉栓

ガスの閉栓に立ち合いましょう。

 

④旧居の掃除

すべての荷物の搬出が終わったら、旧居の掃除を行います。

すべての作業が終わったら、電気のブレーカーを落としましょう。

 

⑤旧居の明け渡し、鍵の返却

賃貸の場合は、不動産会社立ち合いのもと部屋のチェックを行い、問題がなければ鍵を返却します。

部屋のチェックや鍵の返却方法は不動産会社によって異なるので、退去連絡の際に確認しておきましょう。

 

新居での作業

次に、新居での荷物搬入前後のスケジュールをご紹介します。

①ガス、電気、水道の開栓

ライフラインの開栓は荷物搬入前に行っておきましょう。

とくにガスは開栓に立ち合いが必要な場合が多いので、事前に予約しておきます。

電気と水道に関しては、引越し後すぐに使えるよう事前に電力会社や水道局に連絡しておきましょう。

 

②新居の掃除

荷物が入ってしまうと掃除がしづらくなるので、搬入前に掃除しておきましょう。

 

③新居への荷物の搬入

搬入されるダンボールの数に間違いはないか確認します。

すべての荷物の搬入が終わったら、なくなっているものはないか、破損はないかなど、業者と一緒に確認しましょう。

 

④引越し料金精算

引越し料金の精算をします。

料金精算は、業者によって引越しの前であったり後であったりと異なります。

 

また、支払い方法も現金一括であったり、カード払いOKだったりと異なるので、事前に確認しておきましょう。

 

⑤近所への挨拶

近所への挨拶は一般的に10時から17時の時間帯がおすすめです。

17時過ぎるようであれば、翌日に挨拶に行くようにしましょう。

 

荷造りが間に合わない場合の解決方法

どんなにしっかりスケジュールを組んでいても、荷造りが間に合わない場合もあります。

 

引越しの荷造りが終わらないと、「梱包作業代という追加料金が発生する」「最悪の場合引越しそのものを拒否される」といったことが起きます。

 

なぜなら、引越し当日までに荷造りを終わらせておくのは、引越しする人の義務だからです。

分かっていても荷造りが終わらないと悩む方に、解決方法をご紹介します。

 

荷造りが間に合わない場合の解決方法

①ダンボールに鬼詰めする

②後日宅配便で送る

③引越し日の変更をする

④引越し業者の荷造りサービスに頼る

以上4つになります、それぞれ解説していきましょう。

 

段ボールに鬼詰め

切羽詰まっている状況で仕分けはできません、ダンボールにひたすら荷物を詰め込んでいきましょう。

 

ダンボールに闇雲に詰め込んでいくと、引越し後の荷ほどき作業にはかなり時間がかかりますが、荷ほどきの大変さよりも引越しそのものを行う方が大事です。

とにかく、ひたすらダンボールに詰めていきましょう。

 

後日宅配便で送る

荷造りできなかった荷物は、宅急便で送るという方法もあります。

 

大型家具や家電以外は、最悪業者でなくても運べるものですので、ダンボール詰めが難しい場合は無理せず宅急便を利用しましょう。

宅急便は、当日集荷に来てもらうこともできます。

 

料金は距離や荷物の大きさによって変わりますが、ダンボール1箱約3,000円前後で送ることが可能です。

 

引越日の変更

引越しまでまだ数日ある方は、まず引越し業者に連絡してみましょう。

 

キャンセル料は発生しますが、引越し予定日の3日以上前であれば、引越し日の変更が可能です。

 

荷造りが間に合いそうになければ、早めに業者に連絡をしましょう。

 

引越し業者の荷造りサービスに頼る!

引越し日の変更はできないという方は、引越し業者の荷造りサービスを利用しましょう。

 

ほとんどの引越し業者には、荷造りから片付けまでサポートしてくれる「おまかせプラン」サービスがあります。

 

通常よりも料金は高くなりますが、荷造りが間に合わない方や引越し日を変更できない方におすすめのサービスです。

 

効率よく荷造りする為の3ヶ条

荷造りは時間がかかる作業ですが、ちょっとしたコツを知っているだけで効率よく荷造りを進めることができます。

そこで、効率よく荷造りする為の3か条をご紹介します。

1.段ボールの準備

荷造りに欠かせないアイテム「ダンボール」は以下のポイントをおさえて準備しましょう。

・ダンボールは大中小サイズ違いで揃える

・荷造り前にダンボールの底を補強する

・ダンボールは少し多めに用意しておく

サイズ違いで揃えておくと、荷物の種類によってダンボールを使い分けることができます。

ダンボールを補強しておくと、底が抜けて荷物が散乱したり壊れたりすることを防ぐことができます。

直前にダンボールが足りなくならないように、少し多めに準備しておくようにしましょう。

 

2.荷物の仕分け

仕分け作業をきちんとしておくことで、引越し後の作業が大幅に楽になります。

仕分けのポイントは3つです。

・使う頻度の低い順に梱包する

・冷蔵庫の中身の整理

・日常よく使用するものを梱包

荷造りは使用頻度の低いものから詰め込んでいくので、上記3つの仕分けがとても重要になります。もっと詳しい内容は下記の記事に書いてます。

⇒荷造り中の仕分けを効率的にする方法とは?やって良かった3つのポイント

 

3.使わないものから梱包

シーズンオフの家電や衣類、アルバムのような思い出の品など、使う頻度の低いものから順番に梱包していきましょう。

 

玄関から遠い部屋や使用頻度の低い部屋から始めることで、生活に支障なく荷造り作業を進めることができます。

押入れやクローゼットの奥の物から作業を始め、処分するものを分けながら、どんどんダンボールに詰めていきましょう。

 

まとめ

今回は「荷造りを始める最適なタイミング」と「引越し当日までのスケジュール」を解説しました。

 

荷造りのゴールは「引越しする全ての荷物を引越し当日に運べる状態にする」こと。

つまり重要なのは、引越し前日を荷造りのゴールに設定することです。

 

ゴールが明確なると、いつ荷造りを始めたらいいのか逆算できるようになり「荷造りを始める最適なタイミング」が分かります。

 

荷造りを始めるタイミングは、引越しする人の人数や荷物の量によって異なります。

自身の生活スタイルにあった「荷造りを始める最適なタイミング」を見つけてください。

 

荷造り作業には5つのコツがあります。今回はダンボールについて紹介しますが他のコツが気になる人は下記の記事を参考にして下さい。

⇒荷造りのコツが分かれば作業スピードが劇的改善!効率化を求める人必見!