失敗しない引越しをするために、重要なのは「荷造り」です。
荷造りとは、荷物をダンボールに詰めることですが、荷物を詰めるときの仕分けにはいくつかポイントがあります。
荷造り中の仕分けのポイントを知っているだけで、効率的に作業を行うことができますよ。
今回は「荷造りの効率的な仕分け方」を仕分け中にやっていて良かったポイントと合わせてご紹介します。
効率的に仕分けをする方法とは?
荷造りを効率的に仕分けするポイントは3つあります。
①使う頻度の低い順に梱包する
②冷蔵庫の中身の整理
③日常よく使用するものを梱包
上記3つのポイントを押さえて効率的に仕分けを進めていきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
①使う頻度の低い順に梱包する
使う頻度の低いものは
・シーズンオフの家電や衣類
・読んでいない本
・アルバムなど思い出の品
・買い置きしている洗剤やティッシュペーパー
・使用していない食器
などがあげられます。
まずは押入れやクローゼットの奥の物から作業を始めて、処分する物と分けながら、どんどんダンボールに詰めていきましょう。
日常頻繁に使う部屋から荷造りを始めると、引越し当日までの生活に支障が出ますので、奥の部屋や使用頻度の低い部屋から荷造りを始めてください。
また、ダンボールに詰める時は、部屋ごとに詰めていくことで開封後の配置が楽になります。
②冷蔵庫の中身の整理
冷蔵庫の中身は引越し前日までに空っぽにしておきましょう。
理由としては、
・運搬時の水漏れを防ぐために「霜取り」や「水抜き」の処置を行う必要があるから
・冷蔵庫の中身を入れたままにしていると業者から運搬を拒否される場合もあるから
まず霜取りと水抜きについて解説します。
霜取りとは・・
製氷機能を切り、冷蔵庫のドアをあけて霜を解かしていく作業です。引越しの2日前を目安に行いましょう。
水抜きとは・・
溶けた水が溜まる蒸発皿の水を抜く作業です。
冷蔵庫のタイプによって蒸発皿の位置が異なるので取扱説明書に従い行いましょう。引越しの前日に冷蔵庫の電源を切ってから行います。
霜取りや水抜きの処置を行わないと、ほかの荷物が冷蔵庫からこぼれた水で濡れる原因になりますので必ず行いましょう。
冷蔵庫の中身の整理は、引越しの1週間前を目安に始めるのがおすすめです。
蔵庫の中身を引越し当日までに使い切れない場合は「捨てる」か「運ぶ」かのどちらかになります。
捨てる場合は、自治体の処分方法に従います。
液体調味料や油をそのまま排水溝に流すことは絶対にやめましょう。
運ぶ場合は、自分たちで運ぶか、運送会社のクール便を利用します。
近距離の移動であれば、クーラーボックスや発泡スチロールなどで運ぶことができますが、長時間移動するのであれば運送会社のクール便を利用しましょう。
常温保存の液体調味料や粉末の調味料は、引越し業者に運んでもらうダンボールに詰めることができます。
輸送中にこぼれてしまわないよう、調味料のキャップを固定したり、ビニール袋にいれて梱包するなどしっかり対策をしましょう。
計画的に冷蔵庫の中身を減らし、スムーズに引越しが行えるようにしましょう。
③日常よく使用するものを梱包
日常よく使用するものは、引越し前日と当日に梱包しましょう。
鍵や現金、通帳などの貴重品はダンボールに詰めず、自分で持ち運ぶようにします。万が一なくなっても業者は保証してくれないので注意しましょう。
また、引越し当日に使いたい物はまとめて分かりやすいよう目印をつけたダンボールに入れておきましょう。
引越し当日に用意しておきたい物は
・雑巾やごみ袋などの掃除用具
・カッターや軍手などの荷ほどき用の道具
・洗面用具
・着替え
・スマホの充電器
などがあります。
新居で使うカーテンやタオル、トイレットペーパーなども、すぐに出せるようにしておくと当日慌てることもありません。
仕分け中にやってて良かった3つのポイント
次に荷造り経験者が仕分け中にやってて良かったことを3つご紹介します。
①不必要なものを優先的に仕分ける
不必要なものを優先的に仕分けることで以下のようなメリットがあります。
・必要な物が明確になる
・引越し費用が安くなる
・荷造りや荷ほどきの手間が減る
荷物量が減ると、引越し費用や荷造りの手間が大幅に軽減されます。
また、不必要なもののジャンルによって、売却した方がお得になるものもあります。
②引越し後の部屋名をダンボールに記入する
新居での片付け中に「この荷物はどこに運びますか?」という業者とのやり取りはストレスが溜まりますよね。
ダンボールに引越し後の部屋名を記入しておくことで、業者もスムーズに指定された部屋に運ぶことが出来ますよ。
また、ダンボールに部屋名を記入する時は、シンプルに書くことをおすすめします。
例えば「2ーA」のように、数字やアルファベットであれば分かりやすく、運搬もスムーズに進むでしょう。
部屋名はダンボールの蓋の部分と側面1面に大きく記入し、新居の部屋にもわかりやすく書いた紙を目立つ位置に貼り付けておきましょう。
事前に新居の間取り図に部屋名を記入しておいて、業者に渡してチェックしてもらうのもいいかもしれません。
③何が入っているのかダンボールに記入する
ダンボールの中身がわからないと、新居での荷ほどきがスムーズに進みません。
そこでダンボールの蓋の部分と側面に、ダンボールの中身をはっきりと書いておきましょう。
二か所に書くのは手間かもしれませんが、蓋の部分と側面に書くことで、ダンボールを積み上げた時に書いてある文字が読むことができるので便利です。
食器などの割れ物などは、赤マジックで「われもの」または「取扱い注意」など記入しておくと業者の方にもわかりやいでしょう。
補足.ダンボールの数が足りない人は・・
荷造りをしていると、ダンボールの数が足りなくなる場合があります。
ダンボールが足りない場合の対処方法は、
・引越し業者からダンボールをもらう
・スーパーなどでダンボールをもらう
・ホームセンターやインターネットでダンボールを購入する
引越し業者を手配している場合は、まず引越し業者にダンボールが足りないことを連絡しましょう。
ダンボールは見積もりの時に、荷物量を把握してから支給されますが、あくまでも目安なので足りなくなるのは仕方がないことです。
基本的に追加のダンボールも無料でもらえますが、もし別途料金がかかる場合は、近所のスーパーなどから調達しましょう。
ほとんどのスーパーでは、不要のダンボールがたくさん置かれているので自由に持ち帰ることができます。
調達する時は、丈夫で、かつ詰める荷物の大きさに合ったサイズを意識して選びましょう。
また、業者以外からダンボールを調達した場合は、その旨をかならず業者に伝えましょう。
理由としては、トラックに積みきれず引越しそのものを拒否されたり、追加料金が発生する場合があるからです。
詳しくは下記の記事を参考にして下さい。
⇒荷造り中にダンボールが足りない!早い対処法でトラブル回避!
忙しくて仕分けができない人の為に・・・
仕事なので忙しい方や、妊娠中の方など、なかなか荷造りの仕分けができないですよね。
そんな時は、引越し業者に依頼しましょう。
ほとんどの引越し業者は引越しの手間を軽減してくれるサービスを提供しています。
見積りを依頼する時に確認してみましょう。
引越し業者を選ぶ時に、見積もりの金額だけでなくサービスの違いも織り込んで検討してみてください。
まとめ
荷造り中の仕分けを効率的にする方法と、仕分け中にして良かったことを紹介しました。
仕分けを効率的にする方法は3つ。
・使う頻度の低い順に梱包する
・冷蔵庫の中身の整理
・日常よく使用するものを梱包
不用品を優先的に選別しつつ、梱包作業を進めましょう。
梱包が済んだら、ダンボールの上部と側面に、中身や運び先などの情報を書いておきましょう。
引越しはやるべきことが多く、とても忙しくなります。荷造りの仕分けのポイントや、荷造り経験者がやってて良かったことなど、ぜひ参考にしてください。
普段忙しい日を送っている中での引越しは負担が大きいですよね。利用できるサービスを上手に活用して、効率的に引越しを行いましょう。
荷造りに作業には5つのコツがあります。今回は仕分けのコツを紹介しましたが他のコツが気になる人は下記の記事を参考にして下さい。
⇒荷造りのコツが分かれば作業スピードが劇的改善!効率化を求める人必見!