荷造り中のトラブルの原因の1つで「ダンボールが足りない」という問題を抱える人がいます。
なぜかというと、自分の荷物の量を把握しきれていないからです。引越しは非日常的なイベントですから、ダンボールがどれだけ必要なのか分からないのは当然ですよね。
引越し初心者では荷造りのやり方なんて分かるはずがありません。引越し業者に用意してもらったダンボールが足りなくなるなんて夢にも思っていませんよね。というわけなのでダンボールが足りなくなるのはしょうがありません。
問題なのはダンボールが足りなくなった後にとる行動なんです。ここを迅速に行う事でトラブルは起きません。起きないはずです・・・
では、ダンボールが足りなくなった場合、どうすればいいのでしょうか。
今回は、「ダンボールが足りない時の対処法」と「ダンボールが足りないことで起こるトラブル」について紹介します。
荷造りで必要なダンボールが足りない時の対処法
荷造り中ダンボールが足りなくなった場合、どうすればいいのか悩みますよね。
とりあえずダンボールに隙間があるからと荷物を詰める方もいますが、混在して詰めることは絶対にしてはいけません。
理由としては、物がどこにあるのか把握できなくなり、荷ほどきの際に余計な手間がかかるからです。
面倒くさいと感じるかもしれまんが、必ず引越し業者に連絡するようにしましょう。
連絡することで引越し業者とのトラブルを回避できます。(トラブルに関してはこの記事の最後に紹介しています)
ダンボールの入手方法は引越し業者にもらうかスーパー等から調達するようにしましょう。
それでは、詳しく紹介します。
①引越し業者にもらう
ダンボールは引越し業者に依頼することで無料で提供してもらえます。
ただし引越しする人数によって、提供されるダンボールの枚数には制限があるので注意しましょう。
ほとんどの業者が、1人暮らしの引越しの場合は10枚程度、家族での引越しの場合は50枚程度という制限を設けています。
制限以上の枚数を希望する場合は、追加料金が発生するので注意が必要です。
見積時より荷物が増えた旨の連絡を怠ると、追加料金が発生するなどトラブルに繋がりますので、ダンボールが足りない場合は必ず引越し業者に連絡をしましょう。
また、引越しプランの内容によってはダンボールがつかない場合もあるので、見積時に確認しておきましょう。
②スーパー等でもらう
スーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストア等では、使い終わったダンボールを無料で入手できます。
しかし、スーパーは自由に持ち帰れる反面、汚れていたり、底が抜けやすいものが多く、荷造りには不向きと言えるでしょう。
コンビニエンスストアやドラッグストアは店員に問い合わせる手間がありますが、生ものを扱っていないので比較的状態のいいダンボールが入手しやすいです。
スーパー等でダンボールを入手する場合、気を付けなければいけないのはサイズと状態です。
ダンボールを選ぶ際は、厚みがあるか、底がしっかりしているか、汚れや破れがないかなど、細心の注意が必要です。
③ホームセンターで購入する
ほとんどの店舗でダンボールのばら売りをしているので、少量購入したい場合はホームセンターがおすすめです。
しかし、1枚あたり約300円から500円するので、必要枚数を購入しようとすると数万円かかることになります。
ホームセンターでの購入は、足りないときの補充用として考えておくと良いでしょう。
間取り別ダンボール必要個数
引越しをするとき、自分の荷物の量がわからないという人も少なくないですよね。
実際どれくらいダンボールが必要なのか、間取り別と引越しする人数別にご紹介します。
間取り別ダンボール必要個数
間取り | 必要個数 |
1R | 10個程度 |
1DK | 20〜40個程度 |
2DK | 40〜60個程度 |
3DK | 50〜80個程度 |
4LDK | 80〜120個程度 |
引越しする人数別ダンボール必要個数
人数 | 必要個数 |
1人暮らし | 10〜15個程度 |
2人家族 | 20〜30個程度 |
3人家族 | 30〜50個程度 |
4人家族 | 50〜80個程度 |
上記はあくまでも目安ですが、業者から無料で提供してくれる枚数では足りないことが分かりますね。
足りない分のダンボールを購入するにしても、ただでさえ費用がかかる引越しに余計な出費はさけたいところです。
使用するダンボールの量を減らすには、1つのダンボールに詰め込むのではなく、荷物の量を減らすことが重要になります。
衣類や家具家電等、新居で本当に必要かどうか荷造りをする前にチェックしましょう。
思い切って断捨離して荷物の量を見直すことが肝心です。
引越し後のダンボールの処分はどうしてる?
引越しに使ったダンボールはつぶして重ねておいても、かなりのスペースが必要になります。
手際よく大量のダンボールを処分するにはどうしたらいいのか悩みますよね。
そこで、ダンボールの処分方法とメリットをご紹介します。
①引越し業者での無料回収
引越し業者には「ダンボール引き取りサービス」という引越しで使用したダンボールを回収してくれるサービスがあります。
業者ごとにサービス内容は異なりますが、無料で回収をしてくれたり、引越しプランに組み込まれている場合もありますので、見積時に確認しておくといいでしょう。
電話1本で自宅まで回収に来てくれるので、自分で大量のダンボールを片づける手間を省いてくれる、最も手軽な処分方法と言えるでしょう。
しかし、業者によっては他社のダンボールや、劣化が激しいダンボールは回収してくれない場合があるので注意が必要です。
無料での回収は、引越し完了後3か月以内という期限が設けられていたり、引き取り回数が1回限りなど条件がついていることがほとんどです。
回収期間が過ぎないよう注意しつつ、1回で回収してもらうよう荷ほどきを進めましょう。
②自分で処分する
基本的にどこの自治体でも「資源ゴミ」としてダンボールの回収をしています。
ゴミの日に出すことで無料で処分ができ、捨てるタイミングを自分で調整できるというメリットがあります。
しかし、指定の日にまとめて捨てたとしても、収集車に積みきれず回収されない可能性があります。
ゴミ捨て場に大量のダンボールを出す場合は、事前に自治体や回収業者に連絡をいれるようにしましょう。
また、自分で購入したダンボールは、現金化できる場合があります。
まとまった量があるのであれば、ネットオークションやフリマアプリなどで売るのもおすすめです。
ダンボールが足りないことで繋がるトラブル
ダンボールが足りないなら調達すればいいと安易に考えがちですが、下手をすれば追加料金が発生するトラブルに発展する場合があります。
そこで、ダンボールが足りないことで起こるトラブルと対処法をご紹介します。
①引越し費用の追加料金が発生
ダンボールの枚数は、引越し業者が訪問見積時に荷物量を把握したうえで提供してくれています。
つまり、ダンボールが足りないということは、見積時より荷物量が増えている可能性があります。
足りないと気づいた時点で業者に連絡しておかないと、引越し当日に荷物がトラックに積みきれなくなり追加料金が発生する場合があります。
最悪の場合、増えた荷物は運搬を拒否されることにもなりかねません。
また、スーパー等でダンボールを調達した際も連絡するようにしましょう。
②引越し当日までに荷造りが出来なかった
ダンボールが足りないと、引越し当日までに荷造りが間に合わない場合があります。
そもそもダンボールは荷造りには欠かせないアイテムですから、足りないと荷造りできないのは当然ですよね。
荷造りが間に合わなかった場合、業者が梱包してくれる有料サービスを利用する、追加のダンボールを購入するなど、余計な費用が発生します。
引越しの延期なんてことにならないようにしましょう!
荷造りは遅くても引越し2週間前には始めるようにして、当日になってダンボールが足りないと慌てることがないようにしましょう。
荷造りを開始する最適なタイミングが知りたい人は下記の記事を参考にして下さい。
⇒荷造りのタイミングはいつが最適?効率よく作業するための3ヶ条!
まとめ
今回は、「ダンボールが足りない時の対処法」と「ダンボールが足りないことで起こるトラブル」について紹介しました。
ダンボールが足りなくなった場合は、まずは引越し業者に連絡するようにしましょう。これだけでもトラブル回避になります。
また、自分でダンボールを調達する際は、底がしっかりしていて、汚れたり破れたりしていないものを選ぶことが大切です。
引越しする人数や部屋の間取りを確認して、どれくらいダンボールが必要なのか把握しておくと、荷造り時に慌てずにすみますよ。
荷造り中に出てくる悩みは他にもたくさんありますよね。その中でも多い悩みについてまとめてるので参考にして下さい。
⇒荷造りに悩んでいる人の強い味方!経験者だから分かる解決方法を紹介!