コツ

荷作りのコツの1つはダンボール!工夫次第で引っ越しが楽になる!

荷造りで欠かせないのは「ダンボール」です。

新居での荷ほどきや開梱作業の負担を最小限にするには、ダンボールの使い方がなによりも重要になります。

 

引越しでダンボールが必要なのはわかるけれど、ダンボールはどれくらい必要なのか、何をどうやってダンボールに詰めたらいいのかなど、ダンボールについての疑問や悩みを徹底解説していきましょう。

 

本記事を読むことで、ダンボールを「どのように」そして「どのくらい」準備すればいいのか把握できますよ。

 

ちなみに荷造り作業には5つのコツがあります。今回はダンボールについて紹介しますが他のコツが気になる人は下記の記事を参考にして下さい。

⇒荷造りのコツが分かれば作業スピードが劇的改善!効率化を求める人必見!

 

まずはダンボールのサイズを知ろう!

引越しに必要なダンボールのサイズは、大中小サイズ違いで揃えておくと便利ですよ。

理由は、荷物の種類によって使い分けるためです。

 

ダンボール一つに荷物をまとめてしまう方もいますが、これは大きな間違い。

ダンボール一つにまとめて入れてしまうと、重すぎて持ち運びができなくなるうえに、荷ほどきの際にどこに何があるか分からない状態になってしまいます。

 

荷造りのコツは、大きなダンボールに軽いものを、小さなダンボールに重いものを入れることです。

ですから、ダンボールのサイズは、大中小サイズ違いで揃えておきましょう。

 

ダンボールに詰めるときの6つコツ

ダンボールに荷物を詰めるときのコツは6つ。

①ダンボールを上手に選ぶ

②ダンボールの底を補強する

③ダンボールに中身を記載する

④使う頻度の低いものから詰める

⑤必ず一人で持てる重さにする

⑥引っ越し後、すぐに使う箱を1つ作る

6つもあったら面倒くさいですよね。

ですが、上記の6つのコツを意識して作業すると、その後の作業をストレスなく進めることができますよ。

 

それぞれ解説していきましょう。

①ダンボールを上手に選ぶ

引越しに適したサイズを選びましょう。

引越しに適したサイズとは「100サイズ」「120サイズ」「140サイズ」など、業者でもよく使われている1人または2人で運べるサイズのことです。

 

100サイズ本や食器など重いものを詰めるのに適したダンボール
120サイズ書類やTシャツなど生活雑貨
140サイズ衣類やぬいぐるみなど軽くてかさばるもの

上記はあくまで例になりますので、必要に応じてダンボールの量を調整してください。

 

上記以上に大きな荷物を梱包する場合は、その荷物に適した大きさのダンボールが必要になりますが、基本的に3つのサイズを用意しておくと便利でしょう。

直前にダンボールが足りなくならないよう少し多めに準備することをおすすめします。

 

②ダンボールの底を補強する

ダンボールは持ち上げると、中心部分に力が加わるので補強していないと底が抜けます。

ダンボールの底が抜けにくくするには、ガムテープの張り方が重要です。

 

おすすめの張り方は「ガムテープを十字に張ること」です。

 

ガムテープを十字に張ると、力が加わる中心部分が補強できるので、ダンボールの底が抜けにくくなります。

 

ダンボールの底を互い違いに重ねる組み方をする人もいますが、この方法は絶対にしてはいけません。

理由としては、中心部分が最も弱くなってしまい、ダンボールの底が抜けてしまうからです。

 

③ダンボールに中身を記載する

ダンボールの中身を明確にし、運搬時や荷ほどきをスムーズに行えるようにしましょう。

 

ダンボールの中身を記載する場所は、ダンボールの蓋の部分と側面の二か所に必ず記入しましょう。

側面に記入する理由は、ダンボールを積み重ねた時に文字が見えやすくするためです。

 

ダンボールに中身を記入するのに合わせて、新居のどの部屋で使うものか、ワレモノなどの注意事項も書き加えておくと、運搬作業がスムーズに行えますよ。

 

④使う頻度の低いものから詰める

使う頻度の低い、シーズンオフの衣類や季節品、思い出の品などからダンボールに詰めるようにしましょう。

 

使う頻度の低いものは早めにダンボールに詰めても生活に支障はなく、逆に使う頻度の高いものを早めに詰めてしまうと、使うたびにダンボールを開けて取り出さなければなりません。

 

使う頻度の低いものと、引越し直前まで使うものを分けて荷造りすると、スムーズに作業を進めることができます。

また、使う頻度が低いものを詰めるときは、玄関から遠い部屋から始めると、作業が効率よく進みます。

 

⑤必ず一人で持てる重さにする

引越し当日や荷ほどきの時に動かしやすいよう、ダンボールは自分で持てる範囲の重さにしておくのが基本です。

大きいダンボールに重いものをたくさん詰めてしまうと、運ぶことが難しくなります。

 

引越しの作業効率を落とさないためにも、重いものは小さいダンボールに分けて詰めるようにして、自分が持てる重さでまとめましょう。

 

下記のウラ技編では荷造りを楽にする方法を紹介してます。

⇒引越しの荷造りを楽にするウラ技3選!!断捨離で料金も安くなる!?

 

⑥引っ越し後、すぐに使う箱を1つ作る

引越し後、すぐ使うものは一つの箱にまとめておきましょう。

荷ほどきはすぐには終わりませんので、「新居ですぐ使うもの」という箱を用意しておくと、探す手間が省けます。

 

引越し後、すぐ必要になるものは

・はさみなどの荷ほどきに使う道具
・掃除用具
・トイレットペーパー
・洗面用具
・着替えやタオル
・充電器
・カーテン

などがあげられます。

 

新居ですぐ使うものは荷造りの段階で準備しておくと、引越し後の作業がスムーズに進むでしょう。

すぐ使うものまとめた箱には「新居ですぐ使うもの」というように一目で分かるよう目印をしておきましょう。

 

新居についてから翌日までのやるべきことをシミュレーションして、必要なものを書き出してみると、「あれがないこれがない」と慌てることもなくなります。

 

荷造り用ダンボールを無料でゲットするには?

ダンボールはインターネットで購入すると数千円、ホームセンターなどではそれ以上の値段になります。

家族での引越しだどダンボール代で1万程度かかるでしょう。できるならダンボールにお金をかけるのは、避けたいですよね。

そこでダンボールを無料で手に入れる方法をご紹介します。

引っ越し業者に頼む

ダンボールは引越し業者に依頼することで無料で提供してもらえます。

ただし引越しする人数によって、提供されるダンボールの枚数には制限があるので注意が必要です。

 

1人暮らしの引越しでは10枚程度、家族での引越しでは最大で50枚程度になります。

 

ダンボールが足りない場合は自分で調達しなければなりません。

また、引越しプランの内容によってはダンボールが付かないこともありますので、見積もりの時に必ず確認をしましょう。

 

スーパーなどで中古ダンボールをもらう

スーパーは使ったダンボールが大量に置いてあるので、自由に持ち帰ることができます。

 

しかし、スーパーのダンボールは汚れていたり、底が抜けやすいものが多く、荷造り用のダンボールには不向きです。

 

ドラッグストアでは比較的大きめサイズのダンボールが手に入ります。

頑丈で質の高いダンボールが入手しやすいので、ぜひ店員さんに一声かけてみましょう。

 

一度使用しているダンボールは傷んでいたり、汚れていたりするので注意が必要です。

保管状態の悪いダンボールは害虫が付いている場合もあるので、荷造りには新品のダンボールがおすすめです。

 

荷造り用ダンボールはどのくらい必要なの?

ダンボールの数は、引越しをする人数によって変わります。

引越しする人数の目安として

人 数ダンボール(個数)
1人暮らし10~15個程度
2人家族20~30個程度
3人家族30~50個程度
4人家族50~80個程度

 

子どもなど家族の人数が多い場合は、より多くのダンボールが必要になるでしょう。

 

また、部屋の間取りを目安とすると

間取りダンボール(個数)
1R10個程度
1DK20~40個程度
2DK40~60個程度
3DK50~80個程度
4LDK80~120個程度

 

部屋が大きく荷物が多い場合は、より多くダンボールが必要になるでしょう。

 

引越しするとき、自分の荷物の量がわからないという人も少なくないですよね。

ぜひ上記の目安を参考にしてみてください。

 

実際どれくらいダンボールが必要なのか、確実に把握したい方は「業者に訪問見積をお願いする」方法がおすすめです。

 

ダンボールが足りなくなった場合の対処は下記の記事を参考にして下しさい。

⇒荷造り中にダンボールが足りない!早い対処法でトラブル回避!

 

荷作りでダンボールに詰めてはいけないもの

荷物をダンボールに詰める際、「これってダンボールに詰めてもいいのかな」と疑問に思うものもありますよね。

 

そこで荷造りでダンボールに詰めてはいけないもの、ダンボールに詰めなくてもいいものをご紹介します。

荷造りでダンボールに詰めてはいけないもの

・現金や印鑑、クレジットカードなどの貴重品

・保険証券やパスポート

・ライターやマッチなど火薬類

・ペットや大きな植物などの動植物

・美術品や骨とう品

上記のものは、国土交通省が定めた標準引越運送約款で荷物として引き受けてはいけないと明記されています。万が一紛失しても補償が受けられないので注意しましょう。

また、パソコンなどの精密機械を預ける場合は、申告が必要になります。

 

荷造りでダンボールに詰めなくてもいいもの

・テレビやエアコンなどの大型家電

・照明器具や扇風機など小型の家電

小型の家電は運びやすさを考えてダンボールに入れる場合もありますが、その際は蓋をしなくても大丈夫です。

 

家電のリモコン類はダンボールに詰めず、袋などに入れて自分で運びましょう。

ほかの荷物を区別がつくようにしておくと、新居到着後にすぐ使えるので便利です。

 

まとめ

ダンボールに詰めるときのコツや引越しで必要なダンボールの量など、荷造りのコツの1つである「ダンボール」について詳しく解説しました。

 

ここで重要なのなのは6つのコツを把握することです。

①ダンボールを上手に選ぶ
②ダンボールの底を補強する
③ダンボールに中身を記載する
④使う頻度の低いものから詰める
⑤必ず一人で持てる重さにする
⑥引っ越し後、すぐに使う箱を1つ作る

 

ただ、ダンボールを準備して補強したり、ダンボールに荷物を詰めたりする作業は面倒くさいですよね。

ですが、このダンボールの作業次第で、その後の引越し作業や荷ほどき作業が劇的に楽になりますよ。