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【引越しの荷造り】前日に必ず行う作業は?よくあるトラブルと解決方法

引越しの前日には、必ず済ましておくべき作業があります。

前日に行うべき作業を忘れると、荷物が破損したり、運搬を拒否されたりとトラブルに繋がる可能性が出てくるのです。

 

では、引越し前日に済ましておくべき作業とは何なのでしょうか。

今回は、「引越し前日にする作業」「引越し前日に起こりやすいトラブルとその解決法」を紹介します。

 

引越し前日にする作業【4選】

大変だった荷造りもようやくゴールが見えてくる引越し前日。

引越し当日の作業をスムーズに進めるために、前日に済ましておくべき荷造り作業を4つご紹介します。

①荷造りを完了させる

洗面用具や着替えなど、引越し当日まで使用するもの以外の荷造りを終わらせましょう。

 

引越し前日から2〜3日程度過ごせる着替えやタオルを旅行バックなどに詰めておくと、新居についてから慌てずにすみます。

引越し当日の作業に必要な掃除用具やゴミ袋やガムテープ等の小物は別によけておき、必要な時にすぐに取り出せるようにしておきましょう。

 

また、搬入時の紛失等に備えて梱包したダンボールの個数を確認しておくことも大切です。

ダンボールに番号を書いてスマホのメモ機能等に登録しておくと、分かりやすく管理できます。

 

②家電の準備

テレビやレコーダー等の家電の配線を外しておきましょう。

テレビがないと手持ち無沙汰感はありますが、配線をまとめるのは意外と手間がかかるので当日慌てないように先に済ましておくのがおすすめです。

 

また、外した配線はラベルを貼ってどこに繋ぐものなのか分かりやすくしておくと、新居で慌てずにすみます。

 

次に冷蔵庫や洗濯機、石油ストーブ等、特に注意が必要な家電について紹介していきます。

 

冷蔵庫編

冷蔵庫の中身は引越し前日までに空っぽにしておき、コンセントを抜いておきましょう。

 

中身が入ったままだと家電を安全に運ぶことが難しくなるため、引越し業者から運搬を拒否される場合があります。

また、運搬時の水漏れを防ぐために必ず「霜取り」や「水抜き」を行いましょう。

 

霜取り

霜取りとは、冷蔵庫の電源を切り、冷蔵庫のドアを開けて霜を溶かしていく作業のことです。

とくに冷凍庫は霜がたくさん付いているので溶かすのにかなり時間がかかります。

引越しの2日前を目安に行うようにしましょう。

水抜き

水抜きとは、水受け用のトレイやタンクに溜まった水を抜く作業です。

冷蔵庫の電源を切ってから、溜まっている水を捨てます。

冷蔵庫のタイプによって水受けの位置が異なりますので、取扱説明書等で確認しましょう。

 

洗濯機編

洗濯機も水抜き作業をしないと水漏れや故障の原因になります。

水抜き作業をするのは、給水ホースと排水ホースの2箇所です。

給水ホースの水抜き

①水道の蛇口をしめてから洗濯機を30秒ほど稼働させてから電源を落としましょう。

②蛇口から給水ホースを外して、ホース内の水を捨てて水抜き完了です。

 

排水ホースの水抜き

①給水ホースの水抜きが終わったら、再度電源を入れ、脱水をかけます。

②脱水が終わったら、内部の水滴をふき取りましょう。

③排水口から排水ホースを抜き、ホース内の水を捨てて排水ホースの水抜き完了です。

 

石油ストーブ編

冬場に引越す場合は、石油ストーブの灯油にも注意が必要です。

石油ストーブは、中の灯油を完全に空っぽにしておかないと運搬してもらえません。

 

また、自分で運ぶ場合も、灯油がこぼれて荷物が汚れる、発火の可能性がある等非常に危険です。必ず、中の灯油を空っぽにしてから運搬するようにしましょう。

 

1番簡単に灯油を抜き取る方法は、中身が無くなるまでストーブを使うことです。どうしても使い切れない場合は、ガソリンスタンドや灯油販売店に引き取ってもらいましょう。

 

③貴重品やカギを分かるようにまとめる

現金や通帳、印鑑といった貴重品や鍵等は、引越し業者に預けずに自分で新居に持ち込むことが原則です。

また、引越し当日はさまざまな人が出入りする事になりますので、紛失や盗難等のトラブルに備えて必ず自身の手元で保管しましょう。

 

両手が空き作業の邪魔にならないボディバック等で肌身離さず身につけておくことがおすすめです。

 

④引越し当日に必要な現金の準備

引越し料金はもちろん、新居に向かうまでの交通費や飲食代など、何かと支払いがありますので少し多めに現金を準備しておきましょう。

 

また、引越し料金は業者によって前払いか後払いかなど支払うタイミングが異なるので見積時に確認しておく必要があります。

 

前日までに引越し先での挨拶品の準備

引越しが終わったら、次にすることはご近所さんへの挨拶です。

引っ越し作業中は、ご近所さんに迷惑をかけてしまうことがあるので、近所トラブルを予防するためにも事前に挨拶しておくと良いでしょう。

挨拶品の相場や渡すタイミング

挨拶品の相場は地域や居住形態によって異なりますが、一般的に500円から1,000円程度と言われています。

 

新居に定住することが決まっている場合は1,000円超えの挨拶品を贈り、できるかぎり礼を尽くす考え方もあるようです。

 

引越しの挨拶は必ずすべきというわけではありませんが、今後の生活において損になるものではありません。後々のご近所づきあいのプラスにもなるので、できる限り行った方が良いでしょう。

 

また、挨拶を行う範囲は居住形態によって異なりますが、一般的には以下のとおりです。

・マンションやアパートの場合は、両隣と真上、真下の階と管理人等

・戸建ての場合は、両隣と向かい、真裏のお宅と自治会長さんのお宅等

 

挨拶に行く時間帯は、引越し当日の10時から17時の時間帯がベターと言われています。

 

ご近所が不在の場合は、手紙等をポストに入れておくと良いでしょう。挨拶品と合わせて、不在時のお手紙も一緒に用意しておくと安心です。

 

挨拶品は何がいいのか?

挨拶品は、万人受けするものを選びましょう。

通常引越しの挨拶品は受け取った側からお返しはしないので、手軽な金額の品を選ぶのがマナーです。

 

定番の挨拶品としては、トイレットペーパー等の消耗品や日持ちするお菓子、タオル等の日用品が挙げられます。あっても困らない物という視点で選ぶと良いでしょう。

 

引越し前日の荷造りで起こるトラブルと解決方法

引越し前日にはさまざまなトラブルが起こる可能性があります。時間がない時に予想外のトラブルが発生するのは、かなりストレスですよね。

 

ストレスが溜まりイライラしてしまうと、物事を冷静に判断しづらくなり、作業効率が大幅に遅れてしまいます。

そこで、引越し前日に起こりがちなトラブルと解決法を紹介します。

 

①ダンボール不足

引越し前日に起こるトラブルの中に、ダンボールが足りず荷造りが間に合わなかったという体験談をよく聞きます。

 

自分の荷物量がどれくらいあるのか把握するのは、引越し経験があっても難しいものです。余裕を持って準備していても、荷物の大きさや量などの理由で収まりきらない場合があります。

 

とはいえ、新しいダンボールを調達しようにも、引越し前日は慌ただしいので難しいですよね。

 

どうしても間に合わない場合は、引越し業者の梱包サービスを利用する方法もあります。有料サービスではありますが、荷物が運搬できないという最悪の事態は回避することができるでしょう。

 

また、カバンやスーツケース等を利用して持ち運べる形にする方法もあります。ダンボールに梱包しなくても、運搬時に荷崩れしない状態であれば運搬してもらうことは可能です。

 

しかし、万が一破損した場合は補償されない可能性がありますので、あくまでも最終手段として考えておきましょう。

 

荷造りは最低でも引越し2週間前から始めるようにして、前日になって慌てることのないようにしましょう。

 

ダンボール不足の時の対処法は下記の記事にまとめてますので参考にして下さい。

⇒荷造り中にダンボールが足りない!早い対処法でトラブル回避!

 

②荷物の量が半端ない

急な引越しの場合、電話やインターネットのみで見積を済ませることが多いです。

ただ、訪問見積をしなかった場合、いざ引越し前日になって見積時よりも荷物の量が多いことに気づくケースがあります。

 

口頭のみの見積の場合は、引越し業者は余裕を持って人員やトラックを割り当ててくれるので、よっぽどの荷物が増えない限りは、当日詰め込めないことにはなりません。

 

万が一荷物がトラックに乗り切らなかったら、宅配便を利用して新居に送るようにしましょう。

 

③不安で落ち着かない

引越し前日は、なかなか眠ることができなかったり、不安を感じたりとメンタル的なトラブルがよく現れます。

 

慣れ親しんだ環境を離れることのストレスや、引越し準備の疲れ等、理由はさまざまです。

 

万が一、普段の自分と感じたら積極的にリフレッシュしましょう。

 

引越し前日はただでさえ慌ただしいので息抜きしづらいかもしれません。

 

しかし作業効率を落とさないようにするためには、不安を抱え込まないことが重要なので引越しをポジティブに捉え、ストレスを溜めないようにしましょう。

 

まとめ

今回は、引越し前日にすべき作業と引越し前日に起こりやすいトラブルと解決法を紹介しました。

 

引越し前日の作業は、荷物の破損、運搬を拒否される等トラブルに繋がる可能性が出てくるので忘れないように注意しましょう。

特に運搬を拒否されると困る冷蔵庫等の準備は必ず行うべき作業と言えます。

 

また、前日にダンボールが足りない等トラブルが起きないように、最低でも引越し2週間前から荷造りを始めるようにしましょう。

 

引越し前日は、疲れもピークに近づき、ストレスから心身に症状が出やすくなります。積極的に息抜きをしてリフレッシュするようにし、不安や不調を抱え込まないようにすることが大切です。

 

また、引越し前日はどうしても荷造りのことばかり気になりがちですが、挨拶品の準備等、他にもすべき作業が多くあります。

 

新生活を気持ちよくスタートさせるためにも、チェックリスト等を作成して、効率よく作業を進めていきましょう。

 

 

荷造り中に出てくる悩みは他にもたくさんありますよね。その中でも多い悩みについてまとめてるので参考にして下さい。

⇒荷造りに悩んでいる人の強い味方!経験者だから分かる解決方法を紹介!