引越しをするうえで、荷造りと同じく「掃除」もやるべき作業の1つです。
床を拭いたり、水回りを掃除したり、引越し中に行うべき掃除は多々ありますが、「荷造り中の掃除」についてご存じですか?
荷造り中の掃除とは、荷造りをスムーズに行うために必要な作業であり、掃除を怠ると荷造りの効率が大幅に悪くなります。
では、荷造り中に行う掃除はどのように進めればいいのか、悩みますよね。
そこで今回は、「荷造り中の掃除の順番」や「掃除するときの注意点」など、荷造り中の掃除をできるだけ手間や時間をかけずに手際よく済ませる方法を紹介します。
掃除のやり方も荷造り作業には大事な要素の1つですが、他にも荷造りのコツはあります。今回の記事では荷造りの掃除について紹介しますが他のコツが気になる人は下記の記事を参考にして下さい。
⇒荷造りのコツが分かれば作業スピードが劇的改善!効率化を求める人必見!
掃除をする前に決めておく2つのルール
掃除を始める時「なにからしようか」と迷ってしまったり、家の全ての部屋を掃除しようとしていませんか?
これ意外と多い意見なんですよ。
どこから掃除しようか迷いがあったり、掃除する範囲が広かったりすると、無駄が発生し余計に時間がかかってしまいます。
無駄な時間を作らないためには、掃除をする前にルールを決めておくことが重要です。
では、掃除をする前に決めておいた方がいいルールを2つ紹介していきます。
この機会に断捨離をする!
掃除をする前に「断捨離」をしましょう。
普段ためこんでいる物を引っ張りださないといけない引越しは、断捨離のチャンスです。
掃除前のタイミングで断捨離を行うことで2つメリットがあります。
・荷造りの手間が減ること
・荷物量が減ることで引越し費用の節約になること
また、断捨離を行う場合は、粗大ごみなど回収日が少ないものもあるので、引越しの1か月半前から行うのがおすすめです。
処分の基準を決める
掃除をする前に断捨離をした方がいいことは分かったが、処分の基準はどう判断すればいいのか悩みますよね。
まず処分の基準として「使っているか、使っていないか」という分かりやすい基準を設けましょう。
重要なのは、「今使っているもの」を残すことです。
「今使っているもの」は「今後も必要なもの」という、明確とした基準を定めることで、使うかもしれないものとして残していたものが処分しやすくなります。
ちなみに私の場合はこの1年で使わなかった服や物は処分するようにしました。自分なりに思い切った決断でしたが引越し後に困ったと思ったことは無かったです。
また、季節もののような1年に1回しか使わないものは、自分にとって必要かどうかで判断しましょう。
思い出の品など、どうしても手放せないものもありますよね。どうしてもとっておきたいものは、部屋の大きさや収まる範囲を考え、量を制限したうえで残しましょう。
荷造りでは掃除の順番がポイント!
荷造りを効率よく行うためには、掃除の順番がポイントになります。
1.梱包したダンボールの置場を決める
2.まずは置き場所の掃除
3.すぐに使用しないものから梱包
4.必要最低限の物だけを残す
5.自分で運ぶものを決めておく
上記の5つのポイントをおさえて、効率よく進めていきましょう。
①梱包したダンボールの置場を決める
荷造りを始める前に、梱包したダンボールの置き場所を決めておきます。
梱包したダンボールの置き場所を決めていなかったり、梱包した場所にそのまま置いておくと、
・引越し当日の運搬が大変になる
・災害時など避難の導線をふさがれてしまう
・引越し日までの生活にも支障が出る
などの問題点があります。
梱包したダンボールは、移動の邪魔にならない場所か空き部屋にまとめておくのがおすすめです。
クローゼットや押入れなどの収納スペースは、梱包したダンボールを詰め込むのに最適な場所です。
先にクローゼットや押入れの荷造りを済ませておき、梱包したダンボールをしまえるようしましょう。
②まずは置き場所の掃除
梱包したダンボールの置き場所を決めたら、ダンボール置き場の掃除をしておきます。
梱包したダンボールは引越し当日まで1か月近く置いておくことになるので、事前にキレイにしておき、荷物搬出後の掃除も忘れないようにしましょう。
③すぐに使用しないものから梱包
荷造りの基本は、部屋ごとに使用しないものから梱包していくことです。
まずは押入れやクローゼットの奥の物から作業を始めて、玄関から遠い部屋や使用頻度の低い部屋から始めていきましょう。
また、キッチンは荷造りの一番の難関になります。
食器は梱包に時間がかかるうえに、ワレモノや刃物を新聞紙などで包む作業も発生するので、使わない調理器具や食器など、早めに梱包していきましょう。
④必要最低限の物だけを残す
引越し1週間前になったら、食器や衣類など、引越し前後に必要なものだけ残して、あとは全て梱包しましょう。
しかし、引越し当日までは何があるか分からないので、すぐ取り出せるようダンボールのフタは開けておきます。
合わせて、新居ですぐ使う生活必需品や荷ほどきの道具などもダンボールにまとめておきましょう。
⑤自分で運ぶものを決めておく
現金や貴重品と合わせて自分で新居に運ぶものを決めておきましょう。
パソコンなどを業者に運搬をお願いする場合は、申請手続きが必要になりますので、自分で運ぶことをおすすめします。
また、新居ですぐ使うものをまとめたダンボールは自分で運んで、新居に着いたらすぐ使えるようにしておきましょう。
掃除をする時の注意点
掃除をする時にいくつかの注意点があります。
ここでは以下の3つの注意点を紹介します。ここを気を付けながら、掃除を進めていきましょう。
①冷蔵庫の中身も計画的に減らす
基本的に冷蔵庫の中身は引越し業者は運搬してくれませんので、引越し1週間前から使い切れるよう計画を立てていきましょう。
なるべく食材の買い足しはせずに、あるものでできるメニューを考えて冷蔵庫の中身を減らしていきましょう。
また、引越し前日には冷蔵庫を空っぽにして、冷蔵庫内部の掃除をしておくのがおすすめです。
冷蔵庫の中は知らず知らずのうちに汚れが溜まっていくものです。
汚れをそのままにしておくと悪臭や細菌の繁殖の原因になりますので、引越しを機に掃除しましょう。
②ゴミを処分する時のルールは守る
荷造りをしていると、さまざまなゴミが発生します。
大量の引越しゴミは、自治体の一般ゴミでは回収してくれない場合があるので注意が必要です。
自治体によっては「45リットルのゴミ袋4つまで」「片手で持てる重さで2袋まで」など多量の定義が決まっており、大量の引越しゴミを1回で出さないよう決められています。
そこで、引越しゴミを出す際は、自分が住んでいる自治体のルールを事前に確認しておきましょう。
また、引越しゴミを規定の量ずつ出す方法もありますが、引越しまでの普段の生活で出るゴミの量も忘れないよう注意が必要です。
ゴミ捨てが出来なかったからといって、ゴミ捨て場に放置したり、規定以上のゴミを出してはいけません。
ゴミが多すぎると収集してもらえない可能性もあり、悪臭が発生したり、ご近所トラブルの原因にもなります。
ゴミを処分する時は、必ず事前に自治体のルールを確認しておきましょう。
自分で市の処理施設にゴミを持ち込むこともできるので『〇〇市 ごみ処理』とネットで調べてみて下さい。
③日用品の購入もガマンする
荷造りは、持っていく荷物が少ないほど楽になります。
日用品など特売していると、どうしても欲しくなりますよね。
すぐ必要ものであったり、ダンボールに詰める余裕がある場合以外は、購入しないよう我慢しましょう。
日用品は安く買えると家計にも嬉しいですが、荷物が増えれば荷造りや荷ほどきの手間が増えます。
引越しには多額の費用がかかります、日用品以外にも新しい物の購入は控えて、余分な出費を抑えましょう。
まとめ
「荷造り中の掃除の順番」や「掃除するときの注意点」などを紹介しました。
荷造り中の掃除の順番は、
・梱包したダンボールの置き場を決めて、掃除をする
・すぐ使用しないものから梱包する
・必要最低限のものだけ残す
・自分で運ぶものを決める
以上の順番を守りつつ、荷造りを進めていきましょう。
また、荷造り中の掃除は事前にルールを決めて計画的に進めていくようにして、どうしても自分の手が回らない部分は業者を活用しましょう。
掃除のやり方も荷造り作業には大事な要素の1つですが、他にも荷造りのコツはあります。今回の記事では荷造りの掃除について紹介しますが他のコツが気になる人は下記の記事を参考にして下さい。
⇒荷造りのコツが分かれば作業スピードが劇的改善!効率化を求める人必見!